InDesign と XML(9)-名前空間を使ったスタイルの適用-

InDesignXML の9回目。
これは、"Adobe InDesign CS3 and XML: A Technical Reference"という資料に書いてあった方法である。
XML では、要素や属性に名前空間を利用することが出来る。具体的には、名前空間を使いたい要素や属性に名前空間接頭辞(プレフィックス)を付ける。名前空間は、XML 文書の中で宣言しておく。
Adobe が用意している名前空間のうち、ここでは、aid(段落スタイルと文字スタイルのため)について説明する。
XML 文書の中で、スタイルを適用したい箇所に、それぞれ以下の属性を記述する。
aid:pstyle(段落スタイル)
aid:cstyle(文字スタイル)
そして、属性値にスタイル名を指定する。
例えば、
<myParagraph aid:pstyle="mystyle">ここに段落</myParagraph>
名前空間の有効範囲は、名前空間を宣言した要素およびその下位の要素なので、文書全体で名前空間を利用したい場合は、ルート要素で宣言すればよい。具体的には、次のように。
<myRoot xmlns:aid="http://ns.adobe.com/AdobeInDesign/4.0/">
スタイルを適用したくない所では、属性を記述しなければよいだけである。