シフトJIS では、第3水準・第4水準の漢字を扱えないのか?

例えば、「嚬」という字である。これを秀丸エディタエンコードの種類を「日本語(Shift-JIS)」で保存しようとしても出来ない。
Microsoft IME で調べてみると、Unicode: U+56AC だが、Shift JIS の欄には該当するコード無しである。
秀丸エディタの[表示]->[文字コード表示]で見てみても、Unicode: U+56AC で Shift-JIS は該当するコード無しである。因みに、EUC: 0x8FB6E4Unicode(UTF-8): E5 9A AC である。
この「嚬」という字、『増補改訂 JIS 漢字字典』芝野耕司編著、日本規格協会発行(現在は絶版)で調べてみると、第3水準漢字であり、面区点は 1-15-29 、CJK は 56ACS-JIS885C である。『増補改訂 JIS 漢字字典』の「この字典の利用法」を読むと、S-JIS は「一般には、シフトJIS と呼ばれ」、CJK は「一般には、ユニコード(Unicode)と呼ばれる」と書いてある。
どういうことか? CJK の方は、秀丸エディタMicrosoft IME と一致するが、シフトJIS に関しては、秀丸エディタMicrosoft IME では該当無しなのに、『増補改訂 JIS 漢字字典』では、コードがある。
この話は、改めて調べてみると、けっこう奥が深かったので、何回かに分けて書いていきたいと思う。