XML

InDesign と XML(9)-名前空間を使ったスタイルの適用-

InDesign と XML の9回目。これは、"Adobe InDesign CS3 and XML: A Technical Reference"という資料に書いてあった方法である。XML では、要素や属性に名前空間を利用することが出来る。具体的には、名前空間を使いたい要素や属性に名前空間接頭辞(プレフ…

InDesign と XML(8)-「タグをスタイルにマップ」と「スタイルをタグにマップ」-

InDesign と XML の8回目。タグパネルメニューまたは構造ウィンドウメニューには、「タグをスタイルにマップ」と「スタイルをタグにマップ」の両方が存在する。似ているようだが、この二つには違いがある。「タグをスタイルにマップ」は、既に XML のタグ付…

XHTML と HTML5-空要素と空白の扱い-

XHTML と HTML5 の違いは、端的に言えば XHTML は XML なので XML の文法に従わなければならないということである。細かく見ていけばいろいろあるが、今回の記事では、重要だが忘れがちな点に絞って述べたいと思う。 空要素のタグ XML の場合、開始タグと終…

XHTML と HTML5

HTML の歴史を振り返ると、HTML4 までの HTML は SGML を用いて定義されていたと言う。そこから、HTML5 にそのまま進化したのかというと、そうではなく、 XHTML という XML で定義された HTML が登場した。それが20世紀から21世紀に変わるころだったから、今…

InDesign と XML(7)-書き出しオプションの「改行、空白、特殊文字を再マップ」-

InDesign と XML の7回目。InDesign から XML を書き出すときのオプションで「改行、空白、特殊文字を再マップ」というものがある。これを選択するのとしないのとで、何が違うのか。InDesign のマニュアルを見ると「改行、空白および特殊文字を、その文字そ…

InDesign と XML(6)-XSLT-

InDesign と XML の6回目。XSLT は、XML 文書を別の XML 文書(やその他の形式)に変換する言語であり、XSLT 自体 XML の文法に従っているという、理論的には魅力的な仕様となっている。XSLT を処理する XSLT プロセッサは、無償で使えるものもあり、Java な…

InDesign と XML(5)-DTD による検証-

InDesign と XML の5回目。DTD は、XML 文書の構造を定義するスキーマ定義言語のひとつであり、DTD を使って XML 文書を検証することによって、妥当な XML 文書(valid XML document)であることを確認できる。DTD による検証は、InDesign 以外でも出来るの…

InDesign と XML(4)-レイアウト-

InDesign と XML の4回目。追加モードで読み込んだ XML 文書をページにレイアウトする方法。ページにレイアウトする前に、DTD による検証やタグとスタイルのマップなど、やっておきたいことはあるのだが、先ずは、レイアウトする方法を記しておく。ページは…

InDesign と XML(3)-構造ウィンドウ-

InDesign と XML の第3回目。構造ウィンドウである。その名の通り、XML 文書の構造がここに表示される。構造ウィンドウは、[表示]->[構造]->[構造を表示]を選択すると、現れる。追加モードで XML 文書を読み込んだ場合、ひとつの要素として構造ウィンドウに…

InDesign と XML(2)-追加と結合-

InDesign と XML の第2回目。InDesign に XML を読み込む場合、「追加」と「結合」の二通りがあるらしい。「追加」モードでは、XML 文書を読み込んでも、構造ウィンドウにひとつの要素として追加されるだけで、既存のドキュメントに影響を与えないとのことだ…

InDesign と XML

InDesign で XML 自動組版をしようというのは、余程の物好きなのかもしれない。業務用であれば、日本にはしっかりしたシステムが存在するようだし、Adobe にも、Adobe InDesign Server というものが存在するらしい。しかし、個人レベルで、作業を効率化する…